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10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 紀伊半島を一周して、潮岬にも行ってみたいということで。 何に乗って、どこへ行ったか● 主なJR路線:関西本線、紀勢本線 ◆Day 1◆ ガイドウェイバスゆとりーとライン2日間で紀伊半島を一周するにあたり朝一に名古屋を出る計画としたので、前日入りすることにしました。もちろん(?)新幹線ではなく近鉄の急行をひたすら乗り通すことに。時間はかかるけどもぼちぼち行くのも楽しい。 上前津まで戻ってから名城線で大曽根へ。ここから一つ乗りたかった路線があって、それは「ゆとりーとライン」です! 道路(軌道?)の両端にはガイドレールが付いていて、それに沿ってバスが進んでいきます。運転士さんが一切ハンドル操作をしないのが新鮮。鉄道のような速度制限標識もありました。 路線バスには特に興味がない(というかその先へ行ってもやることがない)ため、「鉄道」区間終点の小幡緑地で折り返すことにしました。小幡緑地の駅を出るガイドウェイバスを眺めていると、地上へ下りて普通の路線バスに変身していました。地上へ下りる道路は阿佐海岸鉄道で見たような感じ。 ナゴヤドーム前矢田から名城線の右回りに乗車。栄などの繁華街に近いためか、左回りの方が混んでいました。ぐるっと一周したかった私にはちょうど空いている方で良かったです。 ◆Day 2◆ ワイドビュー特急で和歌山県へ早朝の名古屋の地下街は、さすがにほとんどお店が開いていませんでした。人もまばらな地下街を通って名古屋駅へ向かいます。 今回は多気まで快速みえに乗り、多気から特急南紀に乗ることにしました。途中駅で下車して散策ができるという点でも、こうして乗り継ぐ方が私には好都合です。ちなみに快速みえには指定席もあるので、どうしても座りたい時には指定券を購入すればOK。 車窓から見えるのは一面の田園風景でしたが、直線が続いて速かったです。伊勢鉄道の運賃を支払うことがもはや特急料金の代わり、みたいな感じ。JRから経営分離していなければ運賃的にも近鉄と対抗できたのでは…。 選んだ席にはもう一つこだわりがあって、進行方向左側、つまり海側です。途中から良い景色を眺められるのも期待してこの座席にしました。空いてて良かった。 梅ヶ谷からしばらくの間は進行方向右側の景色が良さそうでした。トンネル続きでなかなか見づらかったですが…。長めのトンネルでも運転席の後ろのカーテンを閉めないのが意外でした。 海岸地形の影響で三陸鉄道のように短いトンネルの連続です。地図で見るとほぼ海岸線を走っているのですが、海の見える場所はあまり多くありませんでした。 新宮の街をぶらりどこへ行くかは特に決めていなかったので、まずは目に入った新宮城跡へ。とりあえず城、はわりとよくやります。 熊野川が三重県と和歌山県の境界です。川を眺めている間にちょうど正午になったようで、時報のメロディーが両岸から同時に聞こえてきたのですが、別々のメロディーでしかも調性(キー)が半音だけ違っていたので頭が混乱しました。 「梛(なぎ)みくじ」という、変わった形のおみくじがありました。旅先の神社ではついつい引いてみたくなります。 ちなみに詩人の佐藤春夫は新宮出身とのことで、生家跡には「誕生の地」の碑がありました。 どうやら新宮から先の方が海がよく見えるようです。雄大な太平洋が眼前に広がります。 見ているだけで清々しい気分になりますね! 串本からレンタサイクルで潮岬へ串本で途中下車してちょっと寄り道をば。本州最南端の潮岬を目指します!コミュニティバスの時刻を調べてみましたが、絶妙に使いづらいので今回はパスしました。 和歌山県道41号線は潮岬周遊線と呼ばれていて、沿っていけばぐるっと一周できます。今回は往復ともに西半分だけ走ってみました。 まずは潮岬灯台へ。灯台の中の螺旋階段で上の方まで行くことができます。この螺旋階段、一段がめちゃ高くてしかも幅がめちゃ狭い。上る時は気合が必要です。 でも上りきった後の上からの眺めは格別ですよ! 近くには潮岬観光タワーがあり、その上からは広大な太平洋を眺めることができます。記念証みたいなカードももらえました。 タワーの横には南紀熊野ジオパークセンターもあり、少し覗いてみました。室戸岬に続いてジオパークセンター巡り(?)も楽しんだ後、再び自転車を漕いで串本駅に戻ります。 白浜の海鮮と温泉を満喫串本から普通列車で白浜まで行き、そこからはバスに乗って温泉街へ向かうことにしました。ほどよく疲れて少しうとうと。 バスに乗ると目に入ったのはご当地感のあるバス車内掲示。夏は海水浴客もバスに乗るんでしょうね。(…水着のままで…?) お宿にチェックインしたら晩ご飯を物色しに外に出かけてみました。やはり海の近くということで魚を食べたい気分になって、「フィッシャーマンズ・ワーフ白浜」内にある「Ban-ya(番屋)」に入りました。 白浜温泉は「日本三古湯」の一つだそうで、残りは有馬温泉と道後温泉とのこと。有馬には日帰りで行ったことがあるので、あとは道後に行けば三古湯巡りを達成できます。実は愛媛県自体が未踏の地でもあり早く行ってみたい温泉です。 ◆Day 3◆ 雨の紀伊田辺で途中下車この日は朝から雨が降ってきてしまいました。お宿は素泊まりプランにしていたので、朝風呂だけ楽しんでから出発。 世界遺産である鬪雞(とうけい)神社に参拝しました。困ったら城か神社。神社の参拝は逆に雨の中ぐらいの湿っぽい時の方が、荘厳な感じが出て良いかもしれません。 駅に戻って、次は御坊行きに乗りました。行き違いで駅にやって来たのは「パンダくろしお」号です。ここまで間近で見たのは初めて。前面はパンダ顔になっていて、側面にはアドベンチャーワールドの動物たちがラッピングされています。 紀伊田辺から複線となり、岩代~切目のあたりではほぼ海岸線沿いでした。 御坊から紀州鉄道に乗る終点の御坊から、日本一短い私鉄…だった(過去形)紀州鉄道に乗り換え。レールバスのLE-DCシリーズが現役で、この何世代か前の感じがする車体を見た時に思わずテンションが上がりました。雨などなんのそのです。 本当に半ばバスのような車両に揺られつつ進んでいきます。特にスピードを上げることもなく、住宅地と田畑の中をゆったり走っていきました。 下の写真右側の掘っ立て小屋…と言えば大変失礼ですが、この傾きかけ?の質素な建屋が駅舎です。車体の高さと比べてみるとその低さがよく見えると思います。 かつては西御坊からもう少しだけ線路が延びていたそうですが、もう今では走ることはありません。ただし線路はちょっと残されています。 「紀州ぶっかけうどん」を大盛り(3玉!)680円でいただきました。安くて美味しい。梅干しがさっぱりといい働きをしてくれています。もう1玉なら余裕でいけそうでした。 駅で列車を待っているとオーシャンアローが発車していきました。パノラマグリーン車、乗ってみたいですね。 和歌山電鐡でニタマに会いに行く和歌山駅から今回の旅で最後の乗り鉄路線、和歌山電鐵に乗り換えました。数年前に一度乗ったことがあり、今回は再訪という形になります。単純往復するだけで元が取れる一日乗車券を買ってホームへ。 改装のデザインは、見ただけで分かりますが恒例の水戸岡鋭治氏が担当しています。全国各地に水戸岡氏デザインの列車が走っている今日この頃、乗るたびにワクワクするのですが、失礼ながらちょっとワンパターンな感も否めないんですよね…。前も似たようなやつ乗ったぞ?みたいな。 車内はこんな感じ。木の窓枠や椅子の背もたれの形状など、いかにも水戸岡氏といった雰囲気です。 終点の貴志駅では駅舎がネコ風になっています。かつての猫駅長「たま」が最近の猫ブームの火付け役だったそうです。 たまは既に他界しており、今では後継の「ニタマ」が駅長になっています。少し前のニュースで見ましたが、和歌山県から「ナイト」の称号をもらって「ニタマ卿」と呼ばれるようになったとか…。 ちょっと目つきが怖い。 難波まで約60分、JR紀州路快速の和歌山~天王寺よりも20分ほど早いです。無事に帰って来られたので今回はこれでおしまい。 PR
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