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10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 大量の雪を見てみたい、寒いところに行ってみたい。 何に乗って、どこへ行ったか [前篇]● 主なJR路線:北海道新幹線、函館本線、室蘭本線、千歳線、宗谷本線、留萌本線 ◆Day 1◆ IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道最近は東北に行くなら夜行バス、といった図式が定着しつつあります。新宿行きの夜行バスに乗って、大宮まで出てからはやぶさ1号で北上するという例のパターンです。 まずは埼京線で大宮まで粘ります。乗っているとちょうど朝日が昇ってくる時間帯で、車窓から見える朝焼けがとても綺麗でした。 IGRと青い森鉄道はかつての東北本線を引き継いだ路線で、目時駅が境界となっています。ただし、列車の運転区間にはあまり関係がないようです。 八戸の手前から積雪量が多くなって雪も降ってきました。八戸で乗り換えた青森行きの列車は雪の降りしきる中を走り、車窓からの眺めとしては初めて見る光景でワクワクです。進むにつれ空も暗くなって雪の降り方も強まり、雪国の雰囲気が伝わってきました。 八戸から青森周辺の駅までずっと乗り通す乗客も多く、この辺りに住まう人々の生活圏について勝手に思いを馳せていました。 初の北海道新幹線で青函トンネルをくぐる青森駅では、津軽線を2021年3月に引退してしまったキハ40形を見ることができました。本当は乗りたかったのですが仕方ありません。最後に見られただけでも充分です。ちなみに写真右側のやつです。 改札口に「五能線が暴風雪により運休」という案内が出ていて、この時期にここに来て本当に大丈夫なのか?という一抹の不安が頭を過ります。 特急オプション券を使用しているので、新青森から新函館北斗まで自由席に乗ることができます。ただし途中下車や線内乗り継ぎはできないので注意。 次の駅である奥津軽いまべつ付近では吹雪となっていました。「奥津軽」という名前自体が既に非日常感を出してくれています。それに窓の外の吹雪とくれば、そりゃもうテンションが上がるでしょう。 そして初めて青函トンネルを通過しました!感動しましたが、トンネル内はこれといった景色も見られないのでさすがに眠気が…。 特急北斗で札幌方面へ新函館北斗の在来線ホームで特急を待ちます。何か青森より寒さのレベルが上がってないか?と感じつつ、積もった雪が舞い上げられていく様を眺めていました。今回のために揃えた防寒グッズで凌ぎます。ありがとう耳あて。 乗り込んだ特急北斗の車内は暖かくて快適でした。車窓から見える景色は、「雪に埋もれた広大な大地」で大抵説明がつきそうなほどです。見たことのない景色で私にはとても新鮮でした。 駅では作業員の方々が除雪に励んでいる様子も。まさかの手作業、お疲れ様です。 特急だったので一瞬で通過してしまいましたが、秘境駅として有名な小幌駅にも若干の親近感が湧きました。でも普通列車で降りてみる勇気はない…。 地下鉄にも乗ってみるそうこうしているうちに新さっぽろ駅に到着。ここから地下鉄に乗り換えてちょっと乗りつぶしに行きます。効率的に乗りつぶそうと、東西線の終点である新さっぽろ駅からスタートしてみました。列車から降り立ったホームは凍っていて滑りそうになりました。危ない。 土休日など限定で乗り放題になるドニチカキップを購入して出発です。まず東西線を全線乗り通して終点の宮の沢へ。「条」「丁目」が駅名にたくさん現れていて北海道らしさを感じました。 なんやこの吹雪は…。 ただ、雪の上では案外しっかりと踏みしめられるのですが、凍った路面ではやはり滑りそうになりました。焦らずに歩きたいですね。 ◆Day 2◆ 宗谷本線で稚内と宗谷岬へ…?この日は札幌駅7時半発の特急宗谷で一路稚内へ!ぜひ乗りたかった列車に乗ることができて既に感動です。これからの5時間の列車旅に思いを馳せていました。 発車してしばらく晴れていたのですが、進むにつれ曇ってきて雪が降り始めました。江別あたりからは積雪の量が急激に増えて、列車が巻き上げる雪で景色が遮られる時もありました。こうした地域ならではの光景です。 順調に進んで滝川まで来たところで、今回の旅で最大の事件が。列車は駅に停車したまま発車する気配がありません。何か嫌な予感がするな? 座席ポケットに入っていたJR北海道のフリー雑誌も難なく読破してしまい、いよいよやることがなくなってきました。たまに車外に出てみて列車と駅の様子を撮影、と言っても特に風景が変化するわけでもなくすぐに飽きます。 結局、特急宗谷は旭川で運転打ち切りとのアナウンス。稚内方面へ行くには旭川からの特急サロベツを利用するよう案内がありました。ただ、サロベツだと稚内で20分ほどしか滞在できません。果たして行くべきか大いに悩んでいました。でも特急オプション券の元は取りたいな…。そう、運行不能時の払い戻しなどは一切できないので注意が必要なのです。 旭川でひと休みいろいろあってお腹が空いたので、旭川でお昼を食べに出てみました。駅前交差点では道路が完全に雪に埋もれていて、踏み固められてスケートリンクみたいになっていました。よく運転できますね…。 寒いしラーメンでも、と思って「らーめん山頭火」旭川本店に入りました。一気に身体が温まります!美味しかったです。 旭川駅の北口にも足を運んでみました。どうやら川に面しているようですが、お腹の辺りまで積もった雪で歩道が埋まっており川まで歩くことができません。歩く人がいないとすぐに埋まってしまうんでしょうね…。 ホームに入ってくる車両はことごとく雪まみれでした。 ここまで来たなら稚内まで行ってみようということで、せっかく旭川まで来たこととサロベツに乗れるということが大きな動機となって、稚内へ行くことにしました。この日は深川で宿泊する予定で、朝のようなトラブルがあってもし戻ってこれなかったら…と心配もしましたが、まあ何とかなるだろうと。何かあったらそれはその時です。 そして「増1号車」なるものが存在することを初めて知りました。先頭車が増1号車だったのですが、その後ろは普通の中間車だったので「増結された感」が特になく不思議な感覚でした。 それにしてもずっと雪が降っていて薄暗かったですね。上の写真の左上には申し訳程度に太陽が顔を覗かせているものの、やっぱり暗いです。ちなみにこれで14時前です。 うねうね蛇行する天塩川に沿ってゆったり走るため時間もかかります。位置的にも時間的にも稚内はまだまだ遠いな…と思いながら揺られていました。 稚内は冬に行ってみたかった場所の一つだったので、今回無事に到達できて嬉しかったです!これなら宗谷岬も何とか行けてたかも?と思うほど晴れていました。また今度、ぜひ冬にリベンジしたいです。 道路案内標識にはロシア語も併記されていました。それにしても寒かった。マイナス8度とかなんとか。 対向列車は鹿と衝突するさて稚内から上りの特急宗谷に乗って旭川方面へとんぼ返りです。真っ暗で車窓を楽しめない中、今来た経路をそのまま4時間以上かけて折り返すことへの面倒臭さを徐々に感じ始めました。もう少し滞在したいけど…。 稚内からの進行方向左側には窓に向いた座席が、右側には机付きのボックスシートが設置されていました。これなら少人数でも大人数でも旅行を楽しめそうですね。 慣れは怖いもので、午前中に3時間以上足止めを食らっていたせいか、1時間程度の遅延には何も思わなくなっていました。まあ気長に待つか! 雪が降りしきる中、暇つぶしに車外に出て写真を撮りました。ちょっと良い雰囲気。 いかにも寒そうな駅名標です。なお、隣の東六線駅は先日廃止されてしまいました。 走っている車も歩いている人もなく、雪の消音性も相まってほぼ無音の空間でした。今まで経験がないためどこかへ吸い込まれてしまいそうな感覚に。平衡感覚を失ったように思えて、少し怖かったです。 ◆Day 3◆ 大雪の留萌本線雪は止んでいました。この日の一発目は留萌本線です! 留萌本線といえば、JR北海道の中でも今後の存続がかなり怪しい部類に入る路線です。海岸を走る留萌~増毛の区間は2016年に廃止されてしまい、残る深川~留萌の区間も少なくとも部分廃止は免れないと言われています。今のうちに行っておかないと!と、乗る計画を立てました。 車窓から見える景色は相変わらずの雪原で、途中の峠と思われるあたりでは積雪量がさらに多くなっていました。そしていつの間にか雪が本降りに。「大雪の~」と題していますが、まあこれが通常モードなのでしょう。 留萌駅前は吹雪だったのでサッと写真を撮って待合室に戻りました。ご当地ラジオ局「FMもえる」のスタジオが2階にあるようです。 ホームから西の方を見てみると、まだ先に延びている線路と、さらに鉄橋が見えました。この先へ列車が進むことはもうないと思うと寂しいですね。 折り返しの列車に乗って、留萌駅を後にしました。これにて留萌本線の話はおしまい、前篇もここで終わりです。次は旭山動物園の話からスタート! PR
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