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Welcome to my blog!! 10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
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各地の桜を観に行く計画を二週連続で。


前年4月に計画していた分があったのですが、情勢的に厳しくてキャンセルしていました。そこで改めて旅程を練り直したところ、行ってみたい場所が増えました。結果、前年9月に行った北陸本線の記録を残す旅と今回の分に分割されたのです。練り直しで行程が増加して分割、わりとよくあります。

計画当初は桜も見頃のつもりだったのですが、前回も書いたように記録的に開花が早く、半ば諦めムードで出発しました。ちょっとでいいから残っててくれ…!


何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線:北陸本線、七尾線、越美北線
● 主な私鉄路線:えちぜん鉄道、のと鉄道
● 主に行った場所:足羽川、恐竜博物館、和倉温泉、越前大野城
● バランス:[観光] ・・★・・[鉄道]


◆Day 1◆ 夜の北陸本線

今回は時間の有効活用のため前日の夜からスタート…ですが、夜行バスではなくその日のうちに福井まで行ってしまう作戦です。さらには節約のためにサンダーバードではなく鈍行。夜の北陸本線は初めてなので楽しみでもありました。

京都から新快速で北上していきます。途中の草津からは空くだろうと思っていましたが、米原を過ぎても座席が埋まる程度には乗客がありました。終点長浜から敦賀行きに乗り換える乗客も多かったです。需要ありますね。

敦賀で再び乗り換えて福井を目指している途中に、おやすみエクスプレスと行き違いました。この時間帯にしか見られない列車なのでちょっとレア感。

福井に着いたら23時ごろでした。この日はもう寝るだけです。


◆Day 2◆ 足羽川の桜並木は…

翌朝、建設中の北陸新幹線の様子が外から見えました。こうした風景や仮設通路なども今しか見られませんね。どんな駅に生まれ変わるのでしょうか。

散歩がてらに、桜並木で有名な足羽(あすわ)川の堤防に行ってみました。しかし…見頃は過ぎてだいぶ寂しい感じに。一応、所々ちょっとだけ残っています。

それにしても清々しいほどの晴天でした。桜がなくとも、歩いているだけで気持ちが良いです。


福井市は街のPRとして「福いいネ!」キャンペーンを実施しているそうで、夜桜用と思われる堤防沿いの提灯に、一般募集された短歌(?)が書かれていました。作品を見るに「たのしみは~とき」という形式で自由に詠まれているようです。

私のイチオシの作品はこちら。いいネ!

近くの道路には福井鉄道の路面電車が走っています。足羽川を渡る橋の上も走るので、時季とアングルを選べば桜並木とのコラボ写真が撮れそうです。

福井城址の方も見て回ってから福井駅まで戻りました。


えちぜん鉄道に乗って恐竜博物館へ

えちぜん鉄道では「恐竜博物館へ行こう!」という企画きっぷが発売されています。博物館へは勝山永平寺線で勝山駅まで行き、そこからバスに乗って行くことができるのですが、その区間の乗り降り自由券&博物館入場券まで付いている超お得なきっぷです。もちろんこれを買いました。

えちぜん鉄道の車両は前面の窓が広く、車両中央付近からでも前方を見渡すことができました。

勝山永平寺線は思っていたよりも駅間が短く、線路脇の住宅との距離が近いところでは路地裏を走るような感覚でした。前に行った伊賀鉄道みたい。


ここに来る一ヶ月ほど前に小舟渡駅では土砂流入があり、しばらくバス代行していました。今回来たのはちょうど復旧工事が終わって数日で、ギリギリ間に合って良かったです。

ガードレールと線路のバラストが新しく、崖の部分にも柵ができていることからもその様子が分かりますね。

踏切のあたりから写真を撮っている人も数名いました。

九頭竜川に沿って進み、終点の勝山に到着しました。駅前のロータリーにももちろん恐竜のモニュメントがあります。写真左側にある黄色のバスが連絡バスですが、乗客は他に誰もいませんでした。

そして恐竜博物館へ!20年前ぐらいに一度来たことがあってそれ以来です。もはやあまり記憶にないですが…。本当は前年4月に行く予定でしたが、臨時休館だったので一年持ち越しにしたのでした。

ドーム状の建物に入るとまずは長いエスカレーターで地階まで一直線。この先どんな展示があるだろうかとワクワクしますね。

館内では恐竜についての基礎の基礎から、詳しく説明されていて飽きませんでした。分類や暮らしなど新たに知れた内容が多くて面白かったです。地質学の知識もあればより楽しめそうだと思いました。もう少し勉強して行けば良かった。

それと、建物の構造上、声の反響が強かったです。よく響きます。

自分なりにじっくりと見て回り、全部で1時間半ぐらいかかりました。

館内のレストランは混んでいたので先に福井まで戻ることにしました。勝山駅前の橋からは九頭竜川と、向こうに雪の残る山が見えました。

福井駅で食べたのは恒例の8番らーめん。安定の美味しさです。


七尾線に乗って和倉温泉へ

福井からは特急しらさぎ号で小松まで、小松からは普通列車で金沢まで行きました。これもちょっとした節約…と、後のイベントのための時間調整。

金沢から七尾線に入る列車は、前年に新しく導入された521系でした。そういえば前年の9月に試運転していたのを見ていましたね。ちなみに乗車したのは、JR所有の車両とIRいしかわ鉄道所有の車両の併結編成でした。

七尾線は津幡~七尾~和倉温泉の区間ではありますが、七尾~和倉温泉にはJRの普通列車は走らないため終点の七尾でのと鉄道に乗り換える必要があります。ただし、乗るのはのと鉄道の車両でも、JR路線なので青春18きっぷは使えるというちょっとややこしいシステムです。

七尾線も駅間が短かったです。地理的に、途中の羽咋(はくい)あたりから海が見えるかも?と期待していましたが、残念ながら見えませんでした。

七尾で一度JRの改札を出てのと鉄道の車両に乗り換えます。乗り換え時間が短く、慌ただしく移動しました。

5分ほどで和倉温泉駅に到着してお宿へ。チェックインを済ませてからすぐ海岸の方へ向かいました。そう、夕陽を見るためです!


一日を通してどこでも雲が出なかったこの日、日の沈む七尾湾でももちろんよく晴れていました。そして我ながらナイススケジューリング。

湯元の広場は色の変化する照明でライトアップされていました。

美しい夕焼けの後はお魚と地酒を楽しみました。

温泉にも浸かってリラックス、もう何もやり残したことはありません。この日はこれでおしまい。


◆Day 3◆ のと鉄道の沿線各駅の桜

この日も朝から雲ひとつない快晴!朝の穏やかな海がとても綺麗です。右の方にチラッと見えるのは能登島大橋です。今回は渡りませんが。

のと鉄道を全線乗りつぶすために「つこうてくだしフリーきっぷ」を車内で購入して出発。所々で進行方向右側に海が見えました。

終点の穴水駅手前のトンネルには、「ようこそのとへ」というメッセージも描かれたイルミネーションが。こうした仕掛けがあると楽しいですね。

穴水駅では何かのアニメのコラボ?の列車が留置されていて、それを撮っていた人たちも多かったです。


穴水からの復路では後方展望ついでに沿線の桜を撮りまくりました。前日の足羽川とは違って、どこも見事に見頃でしたよ!

能登鹿島駅のホーム脇にはたくさんの桜があり、すぐ横に海が見えました。そしてホームにはたくさんの撮影者が。車内からだとよく分かりませんが、良い構図で写真が撮れるのでしょうか。

西岸駅の桜も満開でした。ここでも良い写真が撮れそうなものですが、人はほとんどいませんでした。対向列車は観光列車の「のと里山里海号」です。

沿線にも桜並木があり、菜の花の黄色・野山の緑とも合わせて、まさに春を感じる風景となっています。この辺りを散歩しても気持ちよさそうですね。

笠師保駅など、他の駅の桜もとても綺麗でした。でも人はおらず。もったいないなあと思います。のと鉄道、能登鹿島駅以外は穴場なのかも?いずれにしても見事な桜を堪能できて良かったです。

和倉温泉からはサンダーバードで一気に金沢まで移動しました。乗り換えを待つ間にゴーゴーカレーでお昼を。大盛りをいただきました。

それなりのボリュームで満腹。辛口を注文、まあそんな辛くないやろと予想していましたが、案外辛めで満足です。


越前大野城から城下町を眺める

金沢から福井まで普通列車で下りていきました。小松付近では建設中の北陸新幹線高架と、その背後には雪を被った白山連峰を望むことができます。

今回の最後の目的地は大野です。越美北線は残念ながら本数が少ないため、京福バスで向かいました。一乗谷あたりから越美北線と並走していました。下の写真で右側に見える線路が越美北線です。

大野に到着したらまずは越前大野城へ。単に「大野城」と言うと、福岡県の大野城市とごっちゃになるかもしれないので注意が必要です。ならんか。

越前大野城はそこそこ高い場所にあり、坂を20分ほど登り続けなければなりません。これがキツかった。さらにそこから頂上の天守まで、着いた頃にはもうヘトヘトです。

一応、桜はどうかな?と思って行ってみたということもあるのですが、桜の気配は全く感じられませんでした。残念。

天守に登って下に見える街をボーッと眺めていると、どこからか踏切の警報音が聞こえてきました。そして列車が走ってくる音!これは…と思い地図を確認して、線路があると思しき方向にカメラを構えました。

田園の中を朱色の車両がコトコト走っていきます!のどかな風景です。

人もまばらな城下町を歩いて越前大野駅へ。駅では、さっき天守から見えた車両が待っていました。これに乗って福井まで戻りました。

疲れきっていて車内ではほとんど寝ていましたが、途中起きたタイミングで夕陽に美しく照らされた田畑が見えたところで、一瞬にして目が覚めたのを覚えています。

福井からサンダーバード…の予定は、乗ろうとしていた40号が運休になってしまったため敦賀から42号に乗ることになりました。京都まで一気に戻ってきておしまいです。


今回一番印象に残ったのは、のと鉄道の桜でした。和倉温泉に浸かりに行くついでにぜひ観に行ってみてもらいたいです。「広く知られてはいないけど感動できる場所」、日本にはまだまだありそうですね。

次は、紀伊半島をぐるっと一周した話を書きます。




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