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Welcome to my blog!! 10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
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前篇からのつづき。後篇は筑肥線の続きからスタートです。

旅の後半では長崎県へ。前半は乗りまくりましたが後半は観光の比率を少し高めにしています。早速始めましょう…!


何に乗って、どこへ行ったか 【後篇】

● 主なJR路線:筑肥線、大村線、長崎本線、鹿児島本線
● 主な私鉄路線:松浦鉄道、島原鉄道、長崎電気軌道
● 主に行った場所:平戸城、平和公園、新地中華街
● バランス:[観光] ・・★・・[鉄道]


◆Day 3◆ 松浦鉄道で「日本最西端の駅」へ

3日目の朝はまず筑肥線で伊万里を目指しました。途中の山本から伊万里は前年に乗っていますが、前年とは違って進行方向左側に座ったため、新鮮な気持ちで景色を楽しむことができました。左右のどちらに座るか?も重要な要素です。

伊万里からは松浦鉄道に乗り換え。前年は有田方面に乗っていて、今回は北松浦半島を一周する佐世保方面に乗りました。徐々に名前に浦やら浜やらが付いている駅が増えてきて、海の近くであることを実感できますね。

途中の松浦では複数の乗客の乗り降りがありましたが、他の駅ではそれほどでもなく。伊万里から1時間ほどでたびら平戸口に到着しました。


たびら平戸口駅は「日本最西端の駅」としてアピールしていますが、厳密に言えば沖縄のゆいレールの那覇空港駅が最西端です。なので「モノレールでない路線」という条件を付けた場合の最西端ですね。

記事執筆時点では愛媛県と並んで沖縄県も未踏の地なので、今のドタバタが収まったら一度行ってみたいです。また計画します。

たびら平戸口駅には「鉄道資料館」と題された国鉄時代の資料館、もとい駅事務室が隣接していて、そこで自転車を借りることができます。私もレンタサイクルに乗って、平戸を目指していざ出発!

ちなみに今回は食べませんでしたが、駅にはちゃんぽんのお店もあります。海鮮の美味しいちゃんぽんだそうなので、こちらも行かれてみては。


目の前に現れたのは平戸大橋。Day 1の若戸大橋もびっくりの赤くて大きな橋です。「日蘭胎動の地」の碑を横目に進んでいきます。

平戸大橋を自転車で快走!…としたいところですが、この橋の上では自転車から降りて押し歩きしないといけません。ちょっと面倒くさい。

でも橋からは綺麗な景色が見えます。ゆったり歩いて渡るのも良いですね。

橋を渡り終えたら走行再開。長崎市は高低差のある坂の多い場所として有名ですが、平戸も同じく坂がたくさん。電動アシスト自転車で助かりました。


平戸の街を自転車でぐるぐる

平戸港周辺は観光地として整備されており、電柱や電線が排されています。どことなく漂う異国情緒が旅情をかき立てます。

平戸港周辺を一通り回ってから旬鮮館へ。いかの活け造りと刺身を美味しくいただきました。ゲソがまだ少し動いてる!海の近くは新鮮な魚介類が豊富ですね。

オランダ商館やザビエル教会を見て回り、「寺院と教会の見える風景」にも行ってみました。確かに不思議な光景です。平戸城も近くにあり、いったいどういう場所なんや?という気持ちになります。

平戸と大島を結ぶフェリーとオランダ商館の風景。フェリーの左には常燈の鼻と呼ばれる燈籠もあり、ここでも和洋が混在しています。

平戸城にも登っておきましょう。上から眺める平戸の街もまた良し。上では風が吹き抜けて気持ち良いです。

ご飯と観光を終えてたびら平戸口駅に戻りました。全部で4時間ほどですがめちゃくちゃ日焼けしました。腕がヒリヒリする。

列車を待つ間に鉄道資料館の中も詳しく見てみました。鉄道界隈の有名人のサインが飾ってあり、やはり(かつての?)最西端の駅としてのアピールは充分です。

松浦鉄道の続きで佐世保行きに乗車。たびら平戸口からは自分だけしか乗りませんでしたが、西田平や江迎鹿町から学生がたくさん乗車してきました!下校ラッシュ状態であっという間に満員になりました。学生たちに交じって謎の成人男性が一人という構図…。

佐世保に近づくと学生以外の乗客も。北佐世保からは路地裏かつ小高い丘を走っているような感覚になります。長崎や平戸と同じく急坂が多いです。


シーサイドライナーと島原鉄道に乗る

佐世保から大村線経由のシーサイドライナーに乗りました。新型のYC1系が停まっていました。国鉄型のキハ66系・67系を置き換えた形式ですが、私としてはキハに来てほしかったなという気持ち。行った2021年6月がちょうどキハの最終運転月だったんですよね。

2両編成の片方の車体中央に謎の設備があり、座席が少なく車内は狭かった印象です。ただ、ディーゼルとは思えない静かさでした。

画像11

早岐(はいき)駅から大村線に入ります。発車まで時間があったので車外に出てみると、留置されているキハ67系のシーサイドライナーが。これこれ、これに乗っておきたかったんですよ!結局乗れずじまいでしたが…。

ハウステンボスを過ぎ、小串郷や川棚あたりから海が近くなり綺麗に眺めることができました。

彼杵(そのぎ)駅で発車を待っていると、前方から金ピカの列車が登場。「或る列車」でした。この観光列車は色目も雰囲気も、そしてお値段も豪華です。私には縁がなさそう。でもこうして旅行している間、特に狙っているわけでもないのに何らかの観光列車とすれ違うことが多いのは何かの縁か?


竹松の手前からは建設中の九州新幹線・西九州ルートの構造物が見えてきました。開業に合わせて、この大村線にも新駅が設置されるそうです。なお、今回開業するのは西九州ルートのうち武雄温泉~長崎の区間です。

終点の諫早に近づくにつれて乗客も多くなり、諫早に到着する頃には満員になっていました。そういえばもう帰宅ラッシュの時間帯です。

諫早からこの日最後の乗り鉄で島原鉄道へ。学生たちがたくさん乗っていて混んでいたので、後方展望をすることにしました。

だんだんと、夕陽が綺麗に見える時間帯になってきました!干拓の里に日が沈んでいきます。もうすぐ夜です。

進行方向右側の雲仙岳は雲がかって見えにくかったですが、逆側の諫早湾はよく眺めることができました。「日本一海に近い駅」とされている大三東(おおみさき)駅も途中で通ります。ちなみに「日本一海に近い駅」は、JR信越本線の青海川駅などもアピールしていますね。「日本一」は大変です。

それにしても島原鉄道、片道だけでも1時間半ほどがかかります。時間帯が夜というのもあって体力的にキツかったです。それと、一年以上前に組んだ行程だったので、列車の時刻が変わっていて焦りました。


終点の島原港からそのまま折り返して、この日は諫早で宿泊しました。


◆Day 4◆ 生まれ変わる最中の長崎駅

諫早駅の構内は、新幹線開業に向けて綺麗に整備されていました。実は九州新幹線・西九州ルート(のうち武雄温泉~長崎)の方が、北陸新幹線の敦賀延伸よりも開業(予定)が早いんですよね。私の住んでいる関西では九州のことは話題に上らないのでなかなか実感がありません。

諫早から長崎方面へ。長崎本線に乗車しますが、長与経由線と市布経由線があります。長与経由線は海岸線沿いを走り、市布経由線は山中をトンネルで突き抜けるルートとなっています。

市布経由線は帰りに特急かもめ号で通過するので、朝は長与経由線に乗って行きました。乗客はそこそこ。ここもYC1系でした。

途中の喜々津から市布経由線と分岐し、海の近くへ進んでいきます。

浦上の手前から市布経由線が近づいてきて並走しました。高架区間に入り、終点の長崎に到着しました。10年ほど前に一度来て以来の2度目でしたが、駅はイマドキの高架駅になっていました。当時はまだ地上駅でしたね。

そして!ホームを歩いているとまさかの光景が。いなくなってしまうキハ66・67系が3編成もいるではありませんか。10年前に乗ったことがあるとはいえ、やっぱりもう一回乗っておきたかったところです。仕方ないので写真だけでも。

駅の南側では新幹線ホームが整備されているところでした。こういう風景も今ならではです。

なお旧ホームは通路となっていました。そういえば昔来たときはこんな感じやったかな?線路はもう剥がされていて後は往時の面影をわずかに残すのみです。

路面電車の電停は旧ホームとは近かったですが、新ホームになってから少し距離があるため歩かないといけません。乗り換え時間がギリギリの時は注意したいですね。


長崎観光と路面電車乗りつぶし

ちなみにこの日はもう4日目、そう「旅名人の九州満喫きっぷ」は既に有効期限が切れています。路面電車に乗るにも使えないので、JR長崎駅の改札を出た所にあった仮設のインフォメーションセンターで「電車一日乗車券」を購入。500円で乗り放題です(2021年9月現在)。


せっかくなので乗りつぶしに出発。赤迫行きには長崎大学への通学で乗っていると思われる学生が多かったです。車内には、吊り革などにつかまる時のための使い捨て手袋も置いてありました。

赤迫から折り返して途中の大橋で下車。道路との交差点には遮断桿はなく、一時停止で対応しているのが新鮮でした。

大橋電停から10分ほど歩いて平和公園へ。地図で見るとすぐ到着するように見えるのですが、途中の坂が強烈でした。素直に平和公園電停から行くべきでしたね。そこからだとエスカレーターがあるので…。長崎の坂をナメてはいけません(?)。

そして平和祈念像の前に出ました。前年に行った広島・平和記念公園の時と同じような心持になります。落ち着いた空間でした。

続いて蛍茶屋、崇福寺、石橋の順番に、各路線の終点まで乗ってみました。詳しくは路線図をご覧いただければと思います。本数は多めであるものの、思いのほか時間がかかりました。乗りつぶし目的の方は若干ご注意を。

途中の市民会館電停の交差点では新旧揃い踏み。最新の低床車と昔ながらの車両がすれ違います。

めがね橋も観に行ってみました。もう少し水があれば真ん丸に見えたかも?堤防の石壁に埋め込まれている「ハート型の石」のところでは、カップルが写真を撮っていました。こういうちょっとした仕掛けも面白いですね。

大浦天主堂と、ちょっとだけ海も見えるアングル。石橋電停から、こちらもキツい坂道と階段をいくつか上り下りして辿り着きました。長崎の観光には足腰の丈夫さも必要かもしれません。

上の写真からも分かるかと思いますが、天気は下り坂。お昼のために降りた新地中華街で大雨になりました。昼ご飯にはちゃんぽんをいただきました。

お店を出てもずっと大雨だったので出島観光は諦めて長崎駅へ戻りました。お土産を買って、ついに帰途に就きます。


特急かもめと博多南線で〆

長崎からは特急かもめで博多まで一直線。2022年に開業予定の新幹線の列車名に「かもめ」を譲るため、乗るならもう今しかありません。

JR九州では、7日前までなどにネットで列車を予約すると割引のある区間があります。長崎~博多ならほぼ半額になってとてもお得!列車に乗る予定が決まっているならぜひ使ってみてください。

上にも書いたように、特急は市布経由線を通ります。こちらは長与経由線と違って駅間がトンネルばかりで、あっという間に諫早まで到達しました。

諫早からは進行方向右側に有明海を望みつつ、田園地帯の中を飛ばします。佐賀や鳥栖を通ってしばらくすると終点の博多に到着。これは確かに、佐賀県が新幹線ではなく特急存続で良いではないかと主張するのも頷けますね。いろいろといざこざがあるようです…。


博多からは今回の旅行の最終目的地、博多南を目指します。新幹線回送線を活用した博多南線に初めて乗りに行きました!

乗ったのは通勤通学の時間帯で、車両によってはデッキに立客がいるほど。ここまで需要があるとは思っていませんでした。

終点の博多南には10分弱で到着。短い時間ですが、乗車券と特急券合わせて300円で新幹線車両に乗れるのは楽しいです。

博多南駅のある地域は鉄道空白地帯で、博多南線が完成して利便性が格段に上がったそうですね。片道300円、10分ならちょっとしたお出掛けにも使いやすいのでは。

車内からは車両基地が真横に!私はそれほどでもないですが、新幹線好きの方なら一日中見ていられるかも?

博多まで戻ってからそのまま関西へ、山陽新幹線を乗り通すのは8年ぶり。EX予約で貯まってたグリーンプログラムのポイントでこっそりグリーン車に乗ってみました。快適!

進行方向右側に座り、途中の徳山で工場群や、広島ではマツダスタジアムで野球をやっているのが見えました。宵の口で灯りもちょうど良い雰囲気に。博多から約2時間半で新大阪に到着し、無事に帰宅しました。


今回も(特に前半)いろいろな路線に乗れて面白かったです。今度は九州中南部へ…と行きたいところですが、続けて同じ地域に行くのもあまり面白くないのでしばらく置きましょう。九州にはまたそのうちお世話になります。

次は、天橋立と城崎温泉に行った話を書きます。




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