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Welcome to my blog!! 10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
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一足先に紅葉を満喫しようと、標高の高い所へ行ってみました。


今回も得意の週末パスを買ってお出掛けです。長野県にはわりとよく行っているものの、観光地として有名な上高地や軽井沢には行ったことがなかったので旅程に組み込んでみました。どうせ行くなら秋でしょう。

で、本来なら最終日にJR飯田線に乗って車窓からも紅葉を満喫しまくる予定だったのですが、大雨災害のためバス代行区間があったので今回は行かないことにしました。その代わり何としてでも週末パスの恩恵を受けよう(元を取ろう)と考え、伊豆の下田まで行ってみることを突如思い付き…。


そういうわけで、上高地&軽井沢という長野の観光名所に加えてなぜか静岡伊豆半島の下田という、後から考えると地理的にもよく分からない旅程に。まあ山も海も楽しめるので何も問題はありません。それでは始めましょう!


何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線: 篠ノ井線、小海線、中央本線、総武線、武蔵野線、南武線、伊東線、東海道新幹線
● 主な私鉄路線:アルピコ交通、長野電鉄、しなの鉄道、伊豆急行
● 主に行った場所:松本城、上高地、姨捨駅、旧軽井沢、雲場池、下田公園、寝姿山
● バランス:[観光] ・・・★・[鉄道]


◆Day 1◆ 早朝の松本城を散策

今回は夜行バスでスタートし、長野県は松本まで一気に飛ばしました。11月上旬ながら到着した時の気温は5度。さすが内陸、快晴の早朝の冷え込みが厳しいです。

バスを降りてから駅の西側へ出てみると、紅葉した山並みが朝日に照らされ何とも幻想的な色合いに。これはこの先も期待が持てますね!

まずは松本城へ行ってみることにしました。実は10年ほど前、高校の友人と卒業旅行で天守まで登ったことがあって今回は2回目となります。松本城のカラーといえばもちろんですね。姫路城の白とは対照的で、別の美しさがあります。

さすがに今回は早朝ということで天守は登れませんが、その代わりその姿を写真に収めておくことに。歩いてみると見事に紅葉している木が近くにありました!日頃の行いが素晴らしいからでしょう。知らんけど。

お濠の水面にもほとんど波は立たず綺麗な水鏡に。平日の早朝で人も少なくゆったりと秋の松本城を楽しむことができました。朝から大満足です!


歩いて松本駅まで戻り、鉄道とバスで上高地の方に向かいます。その肝心の鉄道であるアルピコ交通上高地線は8月の大雨で鉄橋が傾いてしまい、一部区間でバス代行となっていたのでした。飯田線と同じ境遇です。私が行った頃には復旧区間が長くなっていましたが、松本~渚の区間はバス代行のままでした。

松本駅西側のロータリーに停車している代行バスに乗り込みます。平日の朝ということもあってかそこそこの混雑でした。やはり鉄道の輸送力が欲しいところです。

渚駅で満を持して鉄道に乗り換えます。待っていたのは上高地線のイメージキャラクターがあしらわれた「なぎさTRAIN」でした。まさにこの渚駅から名前が取られたキャラクター「渕東なぎさ」の車内装飾でなかなか派手。

駅前の踏切にはフェンスが張られており、鉄道が通らない状態であることがよく分かって少し寂しい気持ちに。早期の復旧を願うばかりです。

ゆっくり標高を上げつつ走る感じが、同じく長野県にある上田電鉄別所線のような雰囲気でした。9月の旅行を思い出しますね。


冬が近い上高地をひたすら歩き回る

上高地線の終点である新島々から上高地行きのバスに乗り換えます。バスも鉄道車両と同じくカラフル!ちなみにこの写真は上高地まで行ってから撮りました。

上高地行きでは、どちらかというと進行方向右側の方が眺めが良いかもしれませんが、まあどちらでも楽しめます。下の写真は左側から見えたダム湖?です。

あと、上高地がマイカー禁止なのは初めて知りました。マイカーで来ていたと思われる人々も途中からバスに乗り換えです。

大正池を左手に見ながら進んで上高地に到着。かの有名な河童橋から眺めてみると、冬がもう間近に迫っているような雰囲気でした。橋の欄干には霜が降りていました。

山の朝は良いですね!めちゃくちゃ寒かったですが、歩いていると温まってきました。ダイナミックな自然を目の当たりにして感動しまくりです。

梓川の左岸を明神橋の方まで40分ほど歩き、右岸に渡って穂高神社に参拝。明神池は「映えスポット」な香りがします。

気持ちの良い晴天の下、黄葉する針葉樹林の間をひたすら歩いて河童橋まで戻ってきました。穂高神社から時間にして1時間ほど。大自然を満喫して、清々しい気分になりました!ストレス発散に良いですね。

大正池へは残念ながら時間的に行けませんでした。歩くのに思いの外時間がかかる印象です。まあ大正池は行きのバスから見えたのでOKとしましょう。


上高地を後にし、新島々を経由して松本へ戻りました。私があまりやりたくない、往路と同じ経路での単純往復になってしまいますがこればかりは仕方ありません。


姨捨ナイトビューと夜の善光寺

松本から長野方面へ向かう篠ノ井線の車内は大混雑。この日の次の目的地は日が暮れてからが本番です。日本三大車窓の一つに数えられる、篠ノ井線の姨捨駅です!

姨捨駅は過去3回?通っていますが、わざわざ降りて夜景を眺めに行くのは今回が初めて。降り立った時はまだ少し明るかったのでしばらく待ってみると…。

見事なナイトビュー!写真ではうまく伝えきれないですが、今回降りてみた甲斐がありました。まさに「里の灯ともる信濃の旅路よ」ですね。

ちなみに田んぼに水が張られている時期の満月の夜には、棚田の1枚ごとに月が映り込んでとても美しいらしいです。これも一度見に来てみたいです。


姨捨駅といえば他にスイッチバックが有名ですよね。ここ以外にもう一度、姨捨駅と稲荷山駅の間でも一旦停止と逆走がありました。オーバーランでもしたのか?と一瞬ビビったのですが、どうやらスイッチバック構造の桑ノ原信号場だったようです。これは初めて知りました。

長野に到着して、この日の最後のお目当てである善光寺へ。一生に一度は…と言われるほどの有名な場所ながら今回が初めてでした。で、せっかく行くならと夜に行ってみたのです。

夜の参道沿いのお店はもちろん既に閉まっていてひと気は少なかったです。より厳かな感じのする独特な雰囲気でした。

どことなく、ゆく年くる年感が味わえます。ボーーーン(除夜の鐘の音)


◆Day 2◆ しなの鉄道に乗って軽井沢へ

内陸にある長野の朝は寒い。この日は3℃らしいです。私の住んでいる近畿中部とは全然違うので服装の準備は入念にしておきたいところです。

しなの鉄道…の前にちょっとだけ長野電鉄に乗って須坂方面に寄り道。この市役所前駅の昭和感に何とも言えない味がありますね。地下駅なのですが、地方私鉄に地下線があるということ自体がなかなか珍しいと思います。

長野駅まで戻ってきてしなの鉄道に乗り換えます。ここからは特別快速の「軽井沢リゾート号」に乗車して一路軽井沢へ!新型車両のSR1系に乗って秋の千曲川沿いを駆け抜けます。ちなみに座席指定券が必要です。

この車両は窓割りに注意する必要があり、座席によってはせっかくの眺望が窓枠で遮られてしまいます。軽井沢方面行きに乗るにしても長野方面行きに乗るにしても第2・4・7・9列がオススメ。下の写真は第2列の座席の様子。

左側のA・B席からは浅間山、右側のC・D席からは千曲川…ではなくて山々が見えました。前夜の姨捨駅の方向の山々です。

私は事前にA席を取っていました。奥に見えるのが浅間山。沿線の木々でも紅葉が進んでいて秋を感じられました。

1時間ほどで終点の軽井沢に到着です。過去にはここから群馬県の横川まで鉄路が伸びていたのですが、長野新幹線(現・北陸新幹線)の開業に伴って廃止されてしまっています。ちょっと残念。


秋が深まる軽井沢で紅葉狩り

しなの鉄道の軽井沢駅舎はレトロな雰囲気。旅先でこういうものに出会うと非日常感が増してなお良いですね!

軽井沢リゾート号にはそれほど乗客がいませんでしたが、軽井沢駅周辺にはやはり人が多かったです。東京方面から新幹線ですぐに来られるというのが大きいのでしょう。

早速街歩きをスタート。街路樹の紅葉と黄葉がちょうど見頃で色合いも見事でした!写真を載せまくりたいところですが、ここは自重して控えめにしておきます。

雲場池はまさに秋の風景、晴天に紅葉がよく映えます。これは大満足!冬の雪景色も見に来てみたいです。

さすが軽井沢、別荘もたくさんあります。固定資産税すごそう。別荘にある紅葉が一番豪華なのでは、とも思えました。あと、ラウンドアバウトのある六叉路には驚きました。運転してたら絶対迷いそう。


さて軽井沢から一駅だけしなの鉄道に乗って中軽井沢にも行ってみました。駅前は普通の住宅街で、特に観光地という感じではなかったです。

お昼になったので、駅前にあるラーメン屋さんで「あってり麺」(登録商標です)をいただきました。あっさり+こってりということだそうです。

私はラーメンを注文しましたが、つけ麺の方が合いそうなスープでした。


小諸城祉懐古園で紅葉狩り

続いて、しなの鉄道で小諸まで戻りました。ラーメンを食べて満腹になったところで眠気がやってきてうとうと。

小諸駅前には小諸城祉があります。大手門と城跡が線路で分断されており、歴史的な施設でありながら地下道で線路をくぐって渡らないといけないのが面白かったです。

小諸城祉は「懐古園」として公開されており、地元民と思われる方々が多数訪れていました。こちらの紅葉も見頃でしたよ!

そして園内にある草笛自動演奏機が何ともシュールで笑ってしまいました。

ピョロロ~、ピョロロロ~と鳴る自動演奏の草笛の音を聞きながら小諸駅に戻ります。


観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗る

小諸から小海線で山梨県に出るのですが、ここで乗るのが観光列車「HIGH RAIL 1375」です!窓向きの一人席があったので今回はそこを予約しておきました。

ちなみに上の写真は途中の野辺山駅にて撮影しました。野辺山駅はJRの中で最も標高の高い駅で、この列車は20分ほど停車するので周辺をぶらぶら歩く時間もあります。

昼下がりの列車ということで、せっかく観光列車に乗っているのに寝ている人も結構いました。まあ陽が当たって気持ち良いですもんね…。


陽が当たる、と言えばポカポカ陽気程度に見えますが、私の座った進行方向右側のD席は西陽がガンガンでわりと厳しかったです。A・B席の方が景色は見やすいかもしれません。太陽が山々の紅葉をよく照らしてくれています。乗車する時間帯によって、どちら側に座るかを考えた方が良さそうです。

野辺山を出ると、すぐにJRの鉄道最高地点がある踏切を通過します。ここが標高1,375mということで「HIGH RAIL 1375」なわけです!

この踏切を通ると一気に下り勾配ゾーンに入ります。もう日没も近く、観光列車の旅も終わりを迎えます。終点の小淵沢に到着しました。ここには載せませんが、HIGH RAILの車体は夕暮れ時に撮影すると良さがアップするなと思います。

小淵沢からはひたすら中央本線で東に向かいます。本来ならここで西進して最終日の飯田線に備えるつもりだったのですが、上で書いた通り残念ながら今回はやめにして、一気に千葉まで行くことにしました。もうただの乗り鉄です。


甲府で時間があったので駅の外に出てみました。駅前には武田信玄の銅像が鎮座しています。待ち合わせの時は「信玄像の前で!」みたいな会話が繰り広げられているのでしょうか。

甲府から先では、登山やハイキングの帰りと思われる人々が多かったです。そして大月でちょっと道草、富士急行に乗り換えて途中の都留市まで乗ってみました。特に目的があったわけではなくせっかく週末パスで乗り降り自由なら、とただ乗っただけ。

都留市駅前には特に何もありませんでした。日帰り温泉はちょっと気になりましたが時間的にパスです。全線乗り通しもまた今度にします。

高尾から先、中央特快に乗って東京へ。さらに総武線に乗り換えて千葉県の津田沼まで行って泊まりました。津田沼に着いたのはもう日付が変わる直前です。おやすみなさい。


◆Day 3◆ 特急踊り子で伊豆地方へ

最終日の朝は西船橋まで出て、武蔵野線でぐるっと回るところからスタートです。京葉線経由の東京行きはめちゃくちゃ混んでいました。こんな朝早くから皆さんどこに行くのでしょうか。

南武線と横須賀線で横浜まで出て、さあここからが今日のメインです。特急踊り子号で伊東線と伊豆急行を乗り通します!軽井沢の翌日に下田という、全く毛色の異なる観光地に行くことにしたのでした。

私の乗った踊り子5号は、横浜から熱海まで停まりませんでした。普段なら停まっていく国府津や小田原といった駅も通過するのが楽しい。ただ、日曜朝から下田方面に行く人は少ないのか車内がガラガラでした。

伊豆高原から先は、私の乗っている車両には私だけになってしまいました。ちょっと寂しい。

晴れている時には車窓から伊豆大島やそのほかの島々が見えるようですが、この日はあいにくの曇天で影がぼんやりと見えるのみです。

伊東線、伊豆急行線と沿線には温泉地が多いようで、自噴泉みたいなものもたまに見えました。

そして終点の伊豆急下田駅に到着しました!駅前に植わっている木がまさに南国のそれで、前日までに見たものと全く違っているのが面白かったです。

下田に行く列車でもう一つ有名なのは「サフィール踊り子号」ですね。私のような庶民にはなかなか手の届かない「プレミアムグリーン車」なるものが連結されている、ワンランク上の列車です。そんなサフィール踊り子号にも乗ってみたいですが、下の写真の列車にも乗ってみたいと思いました。

「リゾート21 キンメ電車」です!こちらはなんと全席自由席の普通列車。すぐに発車してしまったので車内はあまりよく見えませんでしたが、豪華な内装のようです。これは一度乗ってみたい。


黒船来航の地・下田の街を歩く

で、下田と言えばやっぱり「キンメ」の金目鯛。もちろん他の魚も美味しいだろうということで、「」にて海鮮丼をいただきました!お味噌汁つき。

腹ごしらえをしてから散策に出ました。だいぶ南の方まで来て、前日までと比べて標高も低いから少しは暖かいかなと思っていましたが、なかなか風が強くて寒かったです。

歩いているとペリー像が見えました。この地に黒船がやって来たのですね。歴史の時間で習ったときにリアルタイムで来ていたら、なおのことよく実感できていたのかもしれません。

思いのほか観光客が少なく静かな街でした。

下田観光の〆に、ロープウェイで寝姿山に登ってみました。眼下には下田の港湾と雄大な太平洋。心落ち着く良い眺めです。

で、ここで一つ気になったのが山頂にあるカフェ。どことなく店内が水戸岡鋭治氏デザインっぽいな…?と思いつつ下山します。

伊豆急下田駅から普通列車で熱海方面へ戻りました。その途中にすれ違った「ロイヤルエクスプレス」にもさっきの山頂カフェのマークと見覚えのあるデザインの内装が!もう間違いないと調べてみるとビンゴです。日本各地に進出されているんですね。


熱海から三島まで東海道本線に乗った後、新幹線で一気に京都まで。今回の旅行はこれでおしまい。山では紅葉、海では魚と続けざまに堪能した異色の旅となりましたが、行ってみたかった場所にも行けたので大満足でした。

次は、雪のない平穏な高岡市と紅葉の終わった黒部峡谷の話を書きます。




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