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Welcome to my blog!! 10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
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特急列車に乗って関西を北へ南へ移動しまくりました。


この旅行に行った2021年12月、JR西日本管内で「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」なる超お得なきっぷが発売されていました。今回は後者を使って1泊2日を楽しむことにしたのでした。

このきっぷ、何と新幹線と特急の自由席に乗り放題で、指定席にも6回まで乗車できるというスグレモノ。「関西」と言いつつ鳥取や岡山の一部までも範囲に入るので使わない手はありません。再販待ってます。


また、当時は「大阪いらっしゃい」キャンペーンも実施されており、大阪府民が大阪府内で宿泊すると様々な特典がありました。これを「関西どこでもきっぷ」と組み合わせます。まずは北へ向かい、そして大阪まで戻ってきて宿泊し、翌日に南へ行くことに。

行くのは湯村温泉と鳥取砂丘、そして白浜です。鳥取砂丘へは2年ほど前に行ったことがあるのですが、暴風で砂嵐となり服や鞄の中までも砂まみれになった挙句、階段すら登れず雄大な砂丘を見ずに退散したのでした。今回はそのリベンジへ。絶対に鳥取砂丘を歩くぞ…!


何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線:東海道本線、山陽本線、播但線、山陰本線、因美線、阪和線、紀勢本線
● 主な私鉄路線:智頭急行
● 主に行った場所:湯村温泉、鳥取砂丘、とれとれ市場
● バランス:[観光] ・・・★・[鉄道]


◆Day 1◆ かにカニはまかぜに乗って北近畿へ

まずは季節限定の臨時特急「かにカニはまかぜ」号に乗って兵庫県の浜坂を目指します。通常の特急はまかぜ号は毎日運転されていますが、それらより大阪始発が2時間ほど早く、日帰りでも北近畿での滞在時間をより長く取ることができる便利な列車です。

大阪周辺から北近畿に直通する特急はいくつかあり、山陰本線「まいづる」「はしだて」「きのさき」、福知山線「こうのとり」、そして播但線「はまかぜ」が設定されています。当時は「はまかぜ」のみ全席指定で、なかなか気軽に乗れなかったのでこの機会に乗ってみたのでした。

キハ189系3連+3連の6両編成での運転で、どうやら満席とのこと!この日は前夜からの大雪続きで先行の新快速が滋賀県内で遅れていたため、こちらの発車も5分ほど遅れました。なお大阪出発時点ではまだガラガラ。

芦屋の通過線を通るのが新鮮でした。三ノ宮を出てもまだガラガラでしたが加古川で一気に乗車。姫路で(おそらく)満席になりました。


で、はまかぜ号には一つ特徴があって、姫路でスイッチバックするんです!進行方向が変わる旨のアナウンスがあるので特に心配は要りませんが、左右どちら側に座るか?や方向転換後の座席の窓割りを考えて座席を取った方がより楽しめるかもしれません。

姫路から北へ進むにつれて雪がうっすらと積もっているのが見え、福崎辺りからは雪が舞い始め、寺前辺りからは本格的な降雪に。山あいの長谷などはめちゃくちゃ雪!12月の播但線でも北海道みたいなクールミント状態です。

山間部を抜けると降雪も積雪も幾分かましになりましたが、12月半ばにしてここまでの雪景色を見られたことに大満足です。ちなみに生野~新井の間で野生のサルを目撃しました。大雪でサルも大慌てでしょうか。

豊岡まで来ると積雪自体ほぼなくなっていました。ちょっと寂しいですが、靴がただのスニーカーだったことを考えると良かったかもしれません。雪の上を普通の靴で歩くのはなるべく避けたいものです。

列車は山陰本線を進んで城崎温泉に到着。やはりここで降りる人が多かったです。そして意外なことにその先の竹野、佐津でもかなり降りていました。


日本海まで出るともはや降雪の痕跡すらないような状態でした。播但線内の雪景色が嘘のようによく晴れています。

なお日本海は元気に暴れていました。


湯村温泉でゆったり

しばらくして終点の浜坂に到着。ここから湯村温泉までバスで向かう前に、少し時間があったので周辺をぶらぶら散策してみます。

かにソムリエのまち」とのことでカニのキャラクターが駅前でお出迎え。ちょっと年季が入っていそうな感じです。

駅舎の横には「鉄子の部屋」という鉄道ファン垂涎の(?)資料館のようなものがあります。興味のある方は入館無料ですのでぜひ!せっかく来たので私もちらっと覗いてみました。

それでは町民バス「夢つばめ」で湯村温泉方面へ山を上がっていきます。徐々に雪もちらついてきました。

コミュニティバス的な性格が強いからでしょうか、次の停留所の放送案内がありませんでした!観光客が途中の停留所で降りるのは至難の業なのでは?と思います。約30分で湯村温泉街に到着です。

湯村温泉はひと気の少ない落ち着いた温泉街でした。もちろん時季や時間帯などによると思いますが、これぐらい静かな方が私にはちょうど良いです。

日帰り入浴施設の「薬師湯」に行ってみました。肌触りなめらかな泉質で、冷え切った身体が温まりました。ホッとしますね。

外は霰が降り続いていました。露天風呂で霰に打たれつつリラックス。もう動きたくなくなります。


やっと歩けた鳥取砂丘

しかしこのまま動かないわけにもいかないので、浜坂駅まで戻り次の列車に乗り込みます。写真手前に停まっている鳥取行きに乗りました。

鳥取市内は湿った雪。あんまり外に出たくない感じです。でも今日こそ鳥取砂丘を歩きたいから行くしかない!

鳥取砂丘へは鳥取駅からループ麒麟獅子バスに乗って移動しました。これは観光スポットを巡回してくれるバスで、時間が合えばとても便利です。

30分ほどで鳥取砂丘に到着。そしてついに!鳥取砂丘の上を歩くことができました!風と雪で厳しい環境でしたが、今回は砂嵐ではありませんでした。目標を達成できて大満足です。

上の写真の奥の方まで歩いてみて、砂丘の上から日本海を眺めることもできました。これもやってみたかったんですよね!どんよりした空と荒波の日本海、いかにもな冬の一コマでした。

日本海からは湯気がもくもく。道理で雪も多いはずです。


スーパーはくとで大阪に帰ってそのまま宿泊

鳥取駅に戻って、スーパーはくとで一気に大阪へ。この特急は智頭急行線を経由するため、智頭急行線内の運賃も加算されて値の張る特急ですが、関西どこでもきっぷで乗り放題なのをいいことにこの機会に乗ってみました。

先頭車両はパノラマ型!前面展望ができます。ただし、乗る列車がパノラマ型かどうかは到着するまで不明なので、最前列を取ったのに前面展望できなかった…ということもあり得ます。なお先頭車両は大阪方面行きが指定席、鳥取方面行きが自由席です。

もう暗くなってきたのであまりよく分からなかったのですが、2列目以降であれば通路側の方が前面展望に向いているのでしょうか。私は2列目窓側に座っていて、前の方は少し見づらかったです。


大阪駅までスーパーはくとに乗り、そのまま大阪市内で宿泊しました。大阪住みなのに大阪で泊まるというのは何か変な感覚です。

泊まる時には、ローカル局のテレビを見るという楽しみがあります。今回も例に漏れずチャンネルを回してみましたが、いつもと変わり映えしないな?と。…いやいや、よく考えなくても当たり前やわ!

写真は翌朝の様子。日曜日の朝はこんなに人が少ない、という新たな発見がありました。知っている場所でも時間帯をずらして行くだけで新鮮です。


◆Day 2◆ オーシャンアローに乗って白浜へ

2日目はまず新大阪まで移動して、念願のくろしおオーシャンアローに乗りました!イルカをモチーフにした先頭車両が特徴で、スーパーはくと同様に前面展望ができます。

ただしこの先頭車両はグリーン車。関西どこでもきっぷではグリーン車には乗れないのでここは素直に課金しました(乗車券としてのみ有効でした)。

ですが、そこまで素直でもない私はグリーン料金をケチって、海南~白浜の区間だけ乗ることに。営業キロが100kmを超えるかどうかでグリーン料金がかなり変わるんですよね。海南のすぐ隣の和歌山からだと倍ぐらいになってしまいます。こうして営業キロを見ながら安く乗れるよう考えるのも、私にとって面白い要素の一つです。

とは言いつつ、新大阪~西九条の梅田貨物線では前面展望する価値があったかもとちょっと思ったり。しばらくすると見られなくなる景色ですからね。


さすがは特急、紀州路快速でいつも停車する駅をどんどん通過していくのが気持ち良かったです。和歌山付近まで進むと車窓から紀ノ川が見えました。眺めてみると下の写真のような謎の光景が…。水道管が崩落したニュース、覚えていますか?当時の構造物がまだ川に沈んでいたようです。

そして海南から満を持して1号車の最前列へ!これは想像以上の大パノラマです。そしてさすがはグリーン車、足元が広くて快適です。ちなみに1D席が最前列の一人席となっています。

グリーン車の車内はこんな様子。車両のバランスを取るために、2列+1列と1列+2列に分けているんですね。

実際のところ白浜までの区間だと海が間近に見える場所は少ないのですが、それでも前面展望は楽しいです。もっと海を眺めてオーシャンアローの前面展望を目一杯満喫したい方は白浜~新宮にも乗車するのをオススメします。
※今回のこの列車はそもそも白浜行きだったので無理でした。

切目駅付近からのオーシャンビューポイントでは少しゆっくり走行。前からでも横からでも、雄大な太平洋を眺め放題という贅沢なひとときでした。

前日は荒波の日本海、そしてこの日は穏やかな太平洋。どちらも見ることができて良かったです。ここから30分ほどで白浜に到着しました。


とれとれを満喫してパンダくろしおで帰る

白浜駅からバスに乗ってとれとれ市場に行ってみました。時間帯はちょうどお昼時。前回白浜に来た時には行かなかったので楽しみです!

…が、とれとれ市場は大勢の人々でごった返していました。これは昼ご飯の前に温泉でも行っておくべきか?ということで…。

とれとれ市場の横の少し高台の所に、とれとれの湯があります。この辺りは何でも「とれとれ」ですね。市場は混んでいましたがこちらは空いていて、ゆったりできました。露天風呂からは太平洋も眺められます。良い湯加減で長い時間入っていました。

徐々に天気が良くなってきて、白良浜まで行こうかとも考えていましたが、ダラダラしすぎたのでやめにしました。市場で握り寿司セットを買って白浜滞在はおしまい。もちろん美味しかったです。


今回の旅行の〆はパンダくろしお。前面がパンダのラッピングになっている人気列車です!両目の部分がちょうど前照灯になっています。

側面にはアドベンチャーワールドのダイナミックなラッピング。また今度、本物のパンダも久しぶりに観に行きたいですね。車内の座席のヘッドカバーにもパンダが描かれていました。

ちなみに最後尾はこんな感じ。赤色の尾灯でちょっと表情怖めです。

で、この写真を撮ったのは阪和線の日根野駅なんですよね。実際はここから関西空港駅まで一旦行って、特急はるか号で〆の予定だったのですが、いろいろあって乗れなかったのでした。ここだけが悔やまれますが、またの機会ということで。とりあえず無事に帰宅して終了です。


今回はめちゃくちゃお得な「関西どこでもきっぷ」を使って、北は鳥取から南は和歌山まで特急を駆使しながら旅してみました。たまには特急で快適に移動しまくるのも良いですね。近場でもまだまだ見所がたくさんありそう。

次は、富山と飛騨高山の絶景と味覚を満喫した話を書きます。




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