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Welcome to my blog!! 10年ぐらいほったらかしでしたが、2021年2月にまさかのリニューアルオープン。
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東海地方のJR以外の路線にいろいろ乗ってみようと思い立ちまして。


これまで「旅行記」と銘打って宿泊旅行の記録を淡々と書いてきましたが、実は他に
日帰りで近場にも行っています。日帰りの場合ほとんど観光成分がなく、「旅行」と言う
ほどでもないかと思い、宿泊旅行のネタのストックが尽きてから「乗車記」として
日帰りの話を書こうかと考えています。

記事の更新頻度と旅行頻度からしてしばらくは尽きなさそうですけどね。


さて観光成分がほとんどない今回、もはや「乗車記」なのでは?とも思うのですが、宿泊
旅行なので先に書いてしまいます。東海地方を走る私鉄や第三セクターの路線をメインに
乗りまくるシリーズの第1弾です。正直、乗る話ばっかりなのであんまり書くことが
ありません…。


今回使ったのは「乗り鉄☆たびきっぷ」です。JR東海のみならず私鉄や第三セクターの
路線にもこのきっぷで乗れてしまいます!終点で他の路線に接続しない「盲腸線」に
乗りやすいのが気に入ったポイントです。

というのも、盲腸線だと基本的に単純往復となってしまってわざわざ乗りに行くハードルが
高いんですよね。せこい話ですが第三セクターだと運賃が少々高めなので…。その点、
このきっぷは土日2日間乗り放題でありがたい。名前からして「乗り鉄」向けですからね。
たまにはこういうのもいかが?


何に乗って、どこへ行ったか

● 主なJR路線:東海道本線、中央本線、武豊線
● 主な私鉄路線:樽見鉄道、養老鉄道、三岐鉄道、名古屋臨海高速鉄道、東海交通事業、
        愛知環状鉄道、明知鉄道
● 主に行った場所:日本大正村
● バランス:[観光] ・・・・★[鉄道]


◆Day 1◆ 樽見鉄道と養老鉄道(北側)に乗る

今回は第1弾と書きましたが、最終的に第5弾ぐらいまである予定です。でも完結するのは
しばらく後になりそう。

「乗り鉄☆たびきっぷ」の有効範囲が広くてなかなか回りきれないんですよね。続けて
使うと飽きるし、行きたい季節も考えるとちょっと時間を空けるぐらいの方が良いかなと。


そんな話は置いといて米原から書き始めます。COVID-19の流行があったのと青春18きっぷ
期間外ということもあってか、大垣までの区間も一切混雑することなく快適でした。
この前年の3月の18きっぷシーズンの様子からは想像つかないほどガラガラの車内です。
シーズン外に来たのは初めてかも。


大垣で樽見鉄道に乗り換えです。降り立ったとき樽見鉄道のホームがどこにあるか分からず、
乗り換えに少し手間取りました。探してみるとJRホームの名古屋方にありました。時間が
少ないので慌てて乗り込みます。


本巣までは利用客も多く、地域住民の足となっているよう。北方真桑駅手前では高架化
工事が進められていました。どうやらこの年の12月に高架が完成したとのことです。

織部駅あたりから唐突に山岳地域に入っていって驚きました。終点の樽見に到着する
までに根尾川を何度も渡ります。木知原(こちぼら)駅の周辺では川と近く、良い写真が
撮れそうな感じ。ちなみに下の写真は別の場所です。


終点の樽見で、謎のモニュメントと写真を撮ってみました。
沿線の商業施設であるモレラ岐阜の派手なラッピング車両です。モレラへGo!


樽見鉄道を往復したら次は養老鉄道です。
大垣~揖斐、大垣~桑名の二つの路線があります。まずは大垣~揖斐に乗ってみました。
ホームにはどこかで見たことのある顔の車両が待っていました。


そう、養老鉄道は近鉄から経営分離された第三セクター鉄道です。元近鉄の車両なんですね。
サイクルトレインということで実際に自転車を乗せていた乗客が多く、普段見慣れない
光景で面白かったです。ただ、線路状態が悪いのかなかなかの揺れでした…。


赤坂支線と養老鉄道(南側)に乗る

大垣に戻って来たら東海道本線の赤坂支線へ。養老鉄道とJRのホームは同一構内ではない
ため、先ほどから駅への入出場を繰り返しています。何となく恥ずかしい
いや、そんなことを言っていては乗り鉄なんぞできません。

赤坂支線は大垣から美濃赤坂までの短い路線で、乗客はほとんどいなかったです。写真は
美濃赤坂。貨物駅でもあるので広く長いホームが見える一方、向かい側には2両編成の電車が
ちょこんと停まっている、というギャップが面白かったです。がらんとしてどことなく
寂しい雰囲気でした。


駅前を歩いてみると貨物線はさらに先まで伸びており、遮断機のない踏切がひっそりと
佇んでいました。遮断機のない踏切を渡ったのは初めてかも。


大垣に戻ってきて、再び養老鉄道へ。次は大垣~桑名の区間に乗車します。養老以北は
実は一度乗ったことがあるのですが、養老以南は初めてで楽しみでした。


…ただ、溜まった疲れが押し寄せる夕方と、沿線の似たような風景に負けてしまい、
しばしのうとうとタイムに入ってしまいました。残念ながらあまり記憶がありません

ボケっとした頭で電車に揺られて終点の桑名駅に到着しました。古い駅舎がいかにも
昭和な雰囲気で刺さるものがあったのですが、ほどなくして新しい駅舎が完成しましたね。
見ておけてよかったです。


ナローゲージの三岐鉄道北勢線

今回ついに軌間(線路の幅)762mmの特殊狭軌線、いわゆるナローゲージの路線に初めて
乗ることができました!三岐鉄道北勢線、元近鉄の路線です。西桑名駅の車止め前から
車両を見てその細さに驚きました。めちゃスリム。


現在はもう近鉄線ではありませんが、駅名標などから近鉄感が醸し出されています。
それを思えば近鉄は、軌間762mm、1067mm、1435mmの3種類がかつて揃っていた
ということですね。なかなかの珍しさだと思います。

気になる車内へ早速乗り込みます。すると…
車体の塗装は綺麗で方向幕もLEDなのに、車内は古めかしいというギャップ。
しかも妙に暗い。天井が低めで車両全体がコンパクトな感じです。


さらに衝撃の文字を発見しました。この暑い中、乗ったのは非冷房車です。
弱冷房車ですらない。


とはいえ、当日はそこまで暑くなかったので助かりましたね。


グオングオンと存在感のあるモーター音を発しながら夕刻の街を走ります。音が激しいので
かなりのスピードが出ているのかと思いきや、それほどでもありませんでした。

あまり距離はないものの比較的低速での運転であり、そこそこ時間がかかりました。
終点の阿下喜(あげき)駅で写真を撮ってすぐに折り返しの列車に乗ります。盲腸線の
単純折り返しはちょっと疲れました。


桑名まで戻ったら関西本線で名古屋へ。次の日に備えましょう。


◆Day 2◆ 名古屋臨海高速鉄道と東海交通事業

タイトルだけで見ると何の路線か分かりませんね…。あおなみ線と城北線に乗りに
行きました。ここまで鉄道会社の名前で書いてきたのでそれに倣っています。ちなみに
樽見鉄道は樽見線、養老鉄道は養老線なので全然問題ないですね。

あおなみ線は8年ぶりでした。過去何度か話が登場している高校の卒業旅行以来です。
当時はリニア・鉄道館へ行った記憶。沿線風景はあんまり覚えていませんでしたが、今回
見てみるといかにも港湾地区という雰囲気の街並みでした。大阪南港あたりみたいな。


今回は金城ふ頭ですぐに折り返します。名古屋からはJRで枇杷島まで行き、この都会の
雰囲気に全く似付かない1両ワンマン気動車に乗り換えました。

東海交通事業(略してTKJ)城北線。TKGみたい…と一瞬思ってしまった。


ほぼ全線複線の都会を走る高架路線なのに非電化、というギャップ。車両の端から線路を
眺めてみると不思議な感覚になります。車両と駅名表はほぼJR東海でした。


終点の勝川駅ではJR中央本線に乗り換えられますが、10分ほど歩かなければなりません。
階段を下りて歩いて階段を上る、思いのほか遠くてしんどい


JR勝川駅ホームに城北線乗り入れのためのスペースがありますが、どうやら実現可能性は
ほぼないそう。普段使いにはちょっと不便ですね。JRホームで中津川方面の列車を待ちます。


明知鉄道から日本大正村を歩く

さて次は明知鉄道といきたいところ、少し時間があったので愛知環状鉄道に寄り道。
JR中央本線の高蔵寺から八草まで行ってみました。


愛知環状鉄道はほぼ全線高架で複線化用地も確保されているものの、大半が単線となって
います。トンネル断面も複線分の広さがありますが、そうした設備がフル活用されていない
のを見ると寂寥感みたいなものを覚えます。

高蔵寺に戻る途中に瀬戸市で途中下車してみました。
藤井棋聖フィーバー、ではなかったですね。最年少でタイトルを獲得された直後だったので
もしかしたら…と期待していましたが。

JR中央本線でさらに中津川方面へ向かいます。よく通る路線でありしっかり眺めたことが
あまりなかった風景、よく見るとなかなか良い感じです。


恵那駅から明知鉄道へ乗り換えです。

樽見鉄道は大垣駅ホーム内乗り換えが可能でしたが、明知鉄道はJR駅の外に一度出てから
入る必要がありました。こういう違いはどこからきているのでしょうか。それはともかく、
こうした普段降りることのない駅で降りるのは新鮮で面白い。


ホームで待っていると派手な列車がやって来ました。大河ドラマの「麒麟がくる」
ラッピング車両です。連結されている白い車両は「大正ロマン号」、麒麟が派手すぎて
存在が霞んでしまっていたような…。


確か、麒麟車両が食堂車になっていたと思います。食堂車牽引ということもあってか
低速運転でゆったり進んでいきました。

恵那駅を出てすぐに勾配がきつくなって、山の方に入るのを実感しました。
途中に通過した飯沼駅は京阪京津線の大谷駅に次ぐ急勾配の駅とのことで、京阪ユーザーの
私としては親近感。この写真では勾配感は伝わらんな…。


終点の明智駅では車両切り離しの後、ポイント手動操作での構内入換を見ることができて満足。

駅を出て歩いてみると日本大正村に入りました。これ、街おこしの施設なんですよね。
大正とは言うものの、「麒麟がくる」の戦国時代も共存しているという謎の空間になって
いました。


帰りも麒麟ラッピング車両で、写真は載せませんが黄色の車両でした。座れなかったので
後ろの運転台横スペースから後方展望を楽しみました。


武豊線に乗るも近江鉄道は断念

恵那から名古屋方面に乗り、金山で区間快速の武豊行きに乗り換えました。武豊線は近年
電化されたばかりらしく、新しい架線柱が目立っていました。地元住民と思われる方々の
利用もそれなりに多かったと思います。


この武豊線、実は名鉄線に近いところを走っているんですね。地図を眺めて初めて
知りました。そして東成岩駅の手前には工場引き込みの貨物線らしきものが。こういうのを
見るとテンションが上がります。歩けるものならぜひ歩いて先まで行ってみたい…。

大府まで戻ってから、米原まで乗り換えなしで運んでくれる新快速で快適に帰ってくる
ことができました。米原からも新快速で一直線なので、時間的な面を考慮しなければ
かなり楽ですね。


で、当初の予定では米原から近江鉄道に乗って帰る予定でした。もちろん「たびきっぷ」の
範囲内です。ですが、半年ぶりの乗り鉄でそこそこ疲れたのか、気力がなくなってしまい
またの機会に譲ることにして直帰しました。
※2021年3月に「びわこ京阪奈フリーきっぷ」で乗ってきました。


今回は初めて到達した地域が多く総じて新鮮でした。普段はあまり行かない第三セクターの
盲腸線にも乗れて満足です。この調子で他の路線もぼちぼち制覇していきたいですね。

次は、直前で計画が2回崩れるも、何とか立て直して山陽地方と九州北部をぐるぐるした
話を書きます。




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